市川三郷 観光情報

地場産業紹介

はんこ

はんこの里 六郷

市川三郷町の六郷地区は、自然に培われた豊かな感性と、大切に継承されてきた確かな技術により、「日本一のはんこの里」として成長してきました。 明治時代から町の産業として飛躍してきた印章業は、長い経験と卓越した技術で今日の隆盛を築き、この間、篆刻や彫刻で多くの名人、達人を生み、産地・六郷の名を高めてきました。 人の手による熟練した技術とセンスは一朝一夕では身につけることのできないもので、六郷の人々の誇りです。「はんこの里」は、技術・歴史も日本一と自負しています。 明治時代からの先人たちによる立派な業績が、今日の印章業の礎となり、厳しい要求に応えられる技術の蓄積があります。

印章供養祭

毎年十月一日は「印章の日」。はんこの大切さを再認識する日として制定され、はんこの普及に一役かっています。

印章のいろいろ

動物の角や牙の印材や、木、石類から作られる印材などがあります。

[オノオレカンバ]
商工会むらおこし事業の一環として、平成5年に開発された印材です。オノオレカンバは、斧が折れるほど堅い樺の木といわれ、中部以北の山岳地帯に自生する落葉広葉樹で、独特の赤味と重量感は印材として好評を得ております。 
現在は、六郷印章業連合組合が商標登録をし、販売を行っております。 
商標登録番号 第3361229号
[柘]
木製の印材の中でも、堅さの中にも軟らかい感触と色合いが人気です。 国内で採取された柘を「本柘」と呼び、東南アジアから輸入された印材は「アカネ}と呼ばれております。
[水牛]
東南アジアで飼育されている、水牛の角(つの)から製造された印材です。粘りがあるので、欠けにくいといわれております。 水牛の種類により、白水牛・黒水牛に分かれております。 黒水牛は、印鑑の定番商品といえます。
[象牙]
印鑑の代名詞とも言われています。適度な吸湿性により、手になじみやすく、材質も堅すぎず、軟らかすぎず、加工のしやすさから、印材の他楽器・アクセサリー等にも使用されております。ワシントン条約以後、国際的に特別な許可を得なければ、新規の輸入は認められていません。
[水晶]
かつて甲府市の昇仙峡で水晶が採掘されたことから、印鑑の普及初期は「水晶」が一般的であったと言われております。白く輝く印材は、ロングセラーの印材です。
[めのう]
写真の印材は、赤ですが、白、青、緑等、様々な色や模様があります。石製の印材は、牙・角・木の印材に比べ、磨耗が少ないと言われております。

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