簡単にできる?パソコン会計 応用編


おまたせしました!?
簡単にできる?パソコン会計の第3弾、
いよいよ?応用編の登場です。

記帳編の毎日の取引の記帳を行なう中で、
見落としがちな事業主貸、事業主借の取引や
手形の取引、値引きや返品等について解説します。

65万円の青色申告特別控除を受けるためには、
ここでつまづくわけには行きません。

できるだけわかりやすく解説するつもりですので、
がんばってついてきてくださいね。

もし、ついてこれなくなってしまったときは、商工会にお問い合わせください。

手順8.事業主貸、事業主借を忘れずに!
 
現金出納帳の残高がマイナスになってしまったのに、
レジスターや事業用の財布の中に
現金が残っていることがありませんか?

この場合、日々の記帳内容に誤りがあるか、
事業用預金や家計から補填したのを
記帳しなかったことが考えられます。

逆のケース(現金出納帳の残高がプラスなのに
レジスターや事業用の財布が空っぽの場合)では、
事業用預金に入金したり、家計にお金を回したのを
うっかりしているのかも知れません。

「そんなこと察してくれよ!」と、
パソコンに愚痴を言ってみてもどうにもなりません。
人間が入力しなければ、パソコンは動きませんし、
人が誤ったデータを与えれば、
パソコンは健気にも、その誤ったデータを活用して、
帳簿の整合性を取ろうとするものなのです。

さて、閑話休題!

そんな時登場するのが、事業主貸、事業主借です。
手順4でも触れましたが、
この入力をおろそかにしている場合が結構多いのです。

現金出納帳や預金出納帳と、
実際の現金や預金残高の間に差異が生じたときは、
事業主貸、事業主借が正しく記帳されているかチェック!です。

手順9.手形の取引を入力しましょう

次に手形の取引について説明します。

自社が手形を振り出す場合、
金融機関に当座預金口座を開設します。
預金出納帳にも当座預金の項目を設けましょう。

また、特定の取引先が手形の受取り先や振出し先であるときは、
受取手形、支払手形双方の科目の下に
取引先の補助科目を設定します。

商品を仕入れしたり、事業用備品等を購入して
手形を振り出した場合の仕訳は、
仕入れまたは備品費など(貸方)⇔支払手形(借方)です。

支払手形の期日が到来して手形が落ちた場合の仕訳は、
支払手形(貸方)⇔当座預金(借方)となります。

商品を販売して手形をもらった場合の仕訳は、
受取手形(貸方)⇔売上(借方)です。

受取手形の期日が到来して手形が落ちて
預金口座に入金した場合の仕訳は、
当座(普通)預金(貸方)⇔受取手形(借方)です。

受取手形の期日前に金融機関で割り引いた場合の仕訳は、、
預金+利子割引料(貸方)⇔割引手形(借方)

対象となる受取手形の期日が到来して、
手形が落ちた場合の仕訳は、
割引手形(貸方)⇔受取手形(借方)として、
割引手形と受取手形の双方の残高を相殺します。

手順10.値引きや返品が生じたときは、、、
売上科目の「売上値引戻り高」と
売上原価科目の「仕入値引戻り高」という科目を使います。

実際には、ソリマチの「みんなの青色申告」では
「らくらく仕訳入力」という機能を、
青色申告会の「ブルーリターンA」では
「メニュー入力」という機能で入力するのが確実です。

その他の青色申告ソフトでも、自動仕訳する機能がありますので、
その機能を用いましょう。

値引したからといって安易に売上高を減らしたり、
返品を受けたからといって安易に仕入高や在庫を調整したりするのは、
正しい行為とはいえません。

売上高の調整は、消費税額にかかわるかも知れない行為ですので、
特に注意が必要です。
手順11.以降は後日掲載します。

とりあえず次回で最後になります。

日々の記帳を適切に行い、
減価償却資産の入力と決算修正処理を行なえば、
貸借対照表(合計残高試算表)の貸方、借方の残高が見事に合致して、
65万円の青色申告特別控除が受けられる、
「美しい青色決算書」が完成します。

そして、貴方は達成感という私腹、否、
至福のひと時を迎えることが出来るでしょう。

しかし、安心してはいけません。
完成した決算書は、あくまで貴方の意思を反映したものであり、
取引内容や経費の妥当性を保障するものではないのですから。

出来上がった決算書と帳簿をご持参いただけば、
商工会では貴方と共に内容の検討をいたします。



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