勝山村
(遊びどころ)

  1. 甲斐の勝山やぶさめ祭り
    武田流流鏑馬(やぶさめ)と言い、平安時代後期の後三年の役(1083-87年)の際、凱旋(がいせん)した、甲斐源氏の遠い祖先である新羅三郎義光が富士御室浅間神社で戦勝祝いに行ったのが始まりと伝えられる。地元で1980(昭和55)年、84年ぶりに復活した。神事は出陣式からかぶら矢奉献などの儀式を経て騎射へと移る。騎射はシッコゴ広場に設けられた長さ約170mの馬場で行われ、武者姿の射手が疾走する馬にまたがって的を狙う。祭りでは「河口湖ドリームフィッシングin KATSUYAMA」「かつやまの四季写真コンクール表彰式・作品展」などのイベントも開かれる。
  2. 河口湖バスの祭典
    毎年10月、小海公園をメーン会場に開かれ、今年で4回を数える。コピーライターの糸井重里さんが第1回大会の実行委員長を務めた。日本一のバスプロを決めるトーナメント「ジャパンバススーパークラシック」の決勝を中心に、自由参加で釣り上げたバスの重さを競う、日本最大規模のおか釣りトーナメント「勝山村大きな大きなバス釣り大会」や景品が当たる抽選会、歌謡ショーなどが繰り広げられる。
  3. 河口湖西湖・勝山マラソン
    毎年10月第3日曜日に開く。勝山中をスタートし西湖畔を周回、河口湖南岸のシッコゴ公園にゴールする3、10、20kmのコースで、年齢、性別ごとに9種目に分かれて健脚を競う。
  4. 富士ビューホテルのしだれ桜
    ホテルの庭にしだれ桜の大木約20本とそれを囲むようにして吉野桜、富士桜が約100本茂り、4月中旬は富士山を背景にしたしだれ桜を写真に収めようとするカメラマンでにぎわう。
  5. 小海公園
    河口湖に面した芝生広場からなる総面積1.3haの親水公園。水辺には御影石を敷き詰めた全長1.6kmの遊歩道が整備されている。遊歩道の途中には谷崎潤一郎文学碑、田中冬二詩碑が並ぶ。
  6. 道の駅かつやま
    小海公園と道路を挟んで東側に建設が進んでおり、駅舎や駐車場の一部が27日から供用開始となる。駅舎は木造一部2階建てで、御坂山系や河口湖を望める展望台がある。休憩室では勝山村をはじめとする富士北ろく地域の観光案内や交通情報をドライバーに提供する。
  7. 水琴庵
    入り口に水琴窟(くつ)を設置したシッコゴ公園の公衆トイレ。水琴窟は水がめを地中に伏せて空洞をつくり、そこにしたたり落ちる水滴が反響して琴の音色のように聞こえるもので、備え付けの竹筒に耳を近づけるとその音を楽しむことができる。
  8. 甲斐の勝山
    富士山流鏑馬太鼓保存会 80年にやぶさめ祭りが復活したのを機に結成した。メンバーは14人。結成時に流鏑馬の神事をイメージした「素馳 小湖(こうみ)秋陽」「序の太鼓 古武士」「破の太鼓 奇襲朝懸」「止めの太鼓 軍鼓凱陣」の4楽章からなる組曲を完成させた。作曲は太鼓奏者天野宣さん。県内だけでなく県外のイベントでも見事なばちさばきを披露している。