上九一色村
(見どころ)
- 青木ケ原樹海=富士山原始林(精進、本栖)
富士山の北西ろくにあり、鳴沢、上九一色の両村に東西南北8kにわたって広がる常緑針葉樹林。樹齢300年近いツガ、ヒノキを中心にマツ類、カエデ類などさまざまな植物が植生する。内部を東海自然歩道が通っている。国天然記念物。
- 精進の大杉(精進84)
諏訪神社の入り口にあるご神木で、別名「千年杉」。樹齢1200年ともいう。高さ約45m、根回り13.6mは県内最大。国天然記念物。
- 富岳風穴(精進514)
延長120mの溶岩ずい道。夏でも大きなつららが見られる。国天然記念物。全面にわたって溶岩鍾乳(しょうにゅう)石面があり、奥に県種子貯蔵庫、さらに奥に縄状溶岩(長さ7m、幅3m)がある。
- 本栖風穴(本栖222)
2つの穴からなり、第一風穴の中央部には、溶岩内部から気体や溶岩が表面を突き破って出た噴気孔がある。国天然記念物。
- 富士風穴(精進514)
深さ230m、天井の高さ5m。富士山ろくの洞くつの中で最も大量の氷があり、奥の氷柱は水晶宮のように美しい。国天然記念物。
- 旧上九一色郵便局(古関3306)
1912(明治45)年の建築。木造2階建てで外壁はモダンな洋風建築仕上げ。破風板、鬼瓦(がわら)などいたるところに「〒」マークがある。国文化財。
- 永泰寺の木造釈迦如来像(古関1555)
寄木造り。清涼寺式の特徴を持ち、鎌倉時代初期(1200年ごろ)の作と推定される。県文化財。